『日常写真』という言葉は、まだ日本では浸透していないけれど、あたりまえの日常の幸せや尊さを切り取る撮影セッションです。
昨年、育休明け前のお母さんと、その息子さんとの日常写真を撮影しました。撮影から1年後に、もう一度成長した息子との日常写真を撮ってほしいとご依頼いただき、成長した姿を楽しみに撮影に行ってきました。
お客様とオンラインで事前の打ち合わせをして、撮影時間の2時間の中で、日常のどんな場面を数十年後に見返したいかとお聞きしました。いつも行っている公園での時間、そして何より家族とのお家の時間を残したいというご希望に沿うように撮影をスタートしました。
公園で待ち合わせをして撮影時間がスタート。
体がとっても大きくなり、お兄ちゃんの顔つきになったことにうれしさと驚きを感じながら公園でシャッターをきりました。
残したいと思う「旬」が大切。残しておきたい今は、もしかしたら明日、来月には変化してしまっているかも。
近い将来、あたりまえにできるようになることを、今一生懸命がんばっている姿。
また、大人にとってはなんてことないことを、こだわって、こっちを見てほしくて小さな体で全力でがんばっている姿。そういう姿をいっぱい残してあげたいという想いで撮影しています。
この男の子は、この1年間でママのおっぱいを卒業し、電車が大好きになり、ひとりでトイレによじのぼれるようになり、常に見えない敵と戦うようになっていて、元気っぷりとやんちゃっぷりとお兄ちゃんっぷりを発揮していました。
撮影後、ママからこんな感想をいただきました。
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今の子供の時期は、イヤイヤ期で、
大人からしたら無駄だと思える行動が多かったり、
いつもふざけてたりしていますが、それこそが人生で大切で愛しい時間なんだなと気づけました。
そういう時間を大切にしたいなと。
最近は『効率』や『時短』ばかりに気を取られてて、すっかり忘れていました。
それから日常は笑いやネタに満ちてるってこと。もっとたくさん笑おうって思えました。
この発見は、毎日イライラしてた私にはかなりの影響大です。
本当にありがとうございます。
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いつも仏のママではいられないけれど、
苦しい時、悲しい時、行き詰まった時にお守りのように支えになる写真を
届けていきたいと思います。
ハレの日だけではなく、ケの日もぜひ。
何気ない日常の宝物を未来に残しませんか。
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